プロバイダ企業様の新入社員技術育成にあたり、Javaプログラミングの基礎、オブジェクト指向、API、データベースアクセス、Web開発など、 一連の技術研修をご受講いただきました。
その後、数ヶ月のOJT期間を経た上で、実践現場に配属される前の総仕上げとして、 新入社員だけで実際のWebサービスを開発する『サービス構築演習』を実施しました。
この演習は、新入社員5名を1チームとし、約1ヶ月で企画から開発、テスト、本番機リリースまで行うというものです。 進行は新入社員が主体となり、上司・先輩・講師はそれを支援します。
技術力だけではなく、チーム活動におけるコミュニケーション能力やリーダーシップ、企画や採算性評価のためのビジネス知識も総動員します。
約1ヶ月間の演習において、受講者は下記のような実践的手法を用いて企画・開発を行いました。
上記はいずれも、実際の開発現場で今まさに急速に採用が進んでいるものであり、 これらを新入社員の時点で実践することで、将来の開発現場で第一人者としての活躍を期待するものです。
実践的なサービス開発体験から多くの事に気づき・学んでいただくために、演習では実際の現場により近い状況を再現します。 具体的には、「開発範囲」「予算」「納期」「品質」などの複数のプレッシャーがチームに対して常に適切にかかるようにコントロールし、 試行錯誤の中から工夫や責任感が誘導されるように配慮します。
すべてのチームが、わずか1ヶ月の短期間で、Webサービスを企画・開発・テスト・リリースすることができました。 全てのWebサービスは、実際に全社に公開され、規模は小さくとも市場に提供されうる機能と品質を持つに至ったことに、 お客様からもご満足のお言葉を戴くことができました。
自分たちの力で一つのサービスを作る「技術力」「対人能力」「意識」「自信」を得た新入社員は今、実際の業務の現場において大きく活躍しています。